「振り子時計」掃除について by Mr.Muffin

お店の時計を掃除します。

 

1675年に発明された「振り子時計」は、1927年に「クォーツ時計」が発明されるまで、世界中で実用化されていましたが、現代で「振り子時計」は、「伝統」を象徴する古い趣味の時計となっています。

 

振り子時計などの「機械式時計」と「クオーツ時計」は何が違うの?と思われる方。

色々な違いはありますが、一番大きな違いは動力です。

機械式時計=「ゼンマイ」、クオーツ時計=「電池

 

でも、機械式時計の愛好家が一番の外せない点は、「針の動き方」です。

クオーツ時計の針は、電気信号に反応して1秒1分ごとに一瞬カチッと動きますが、実はその瞬間以外、針は止まっています。その動き方から一種の冷たさや無機質感を感じます。それに対して、機械式時計の針はゼンマイにより、止まる事なく動きます。その動きは針に生物的な温かさを感じさせ、更には時間の進み方を柔らかく感じさせてくれます。

 

さて、お手入れですが。。。

振り子時計1

機械式時計は、定期的に手入れが必要です

振り子時計2

簡易的ですが、ネジや部品を外して分解します

振り子時計3

内部機構「ムーブメント」を、灯油に付け置きしてから洗浄

洗浄後、灯油が揮発したら時計オイルを注油して組立

振り子時計4

「クォーツ時計」は決まった電気信号で時間を刻みますが、「振り子時計」は手動で振り子の振れ幅を調整します

調整後、作業場で様子を見て、問題なければ、またお店に戻します。

 

 

チクタク、チクタク、「古時計」

手入れして大事に使えば、死ぬまで一緒の「古時計」

AI化が進む現代で、敢えて使う「古時計」

ご自宅でもいかがでしょうか?

 

 

※Kiry's Muffin Shopで時計は売っていませんが・・・「振り子時計」に興味のある人は声をかけてくださいね。

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